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TOEICについて英語で読む
リーディング力を伸ばすためにはたくさん読むことが必要です。「読む」と言っても、「設問の答えを探すために読む」のではなくて、そこに書かれている内容に興味があるから読む、情報を得たいから読む、読んでいて面白いから読む、というような読み方をしてください。リーディング力の養成には意味に焦点を当てたインプット(meaning-focused input)が有効です。興味のあるテーマの英文を読んでみましょう。

例えばTOEICに興味がある人だったら、TOEICについて書かれた英語のページはいかがでしょうか。ETSのサイト中にTOEICのページがあります。
TOEIC Listening & Reading
TOEIC Speaking & Writing

また、ETS発行のpublicationも無料で入手できます。お薦めはUser's Guideです。読み応えがあります。
TOEIC User's Guide Listening & Reading
TOEIC User's Guide Speaking & Writing

ETSはTOEICに関する学術的な研究論文もたくさん出しています(論文なのでちょっと難しめですが)。
TOEIC Research

上のリンク先にある論文は言わば身内の研究なので、批判的なことは書かれていません。対照的にGoogle ScholarでTOEICをキーワードに検索すると批判的な論文がたくさん出てきます。
http://scholar.google.com/scholar?start=0&q=TOEIC&hl=en&as_sdt=0,5

で、いろいろ見てると、たまに「えーっ!」と声を上げたくなるような論文に出食わすことがあります。特に面白かったのはこれです。

Sewell, H.D. (2005). The TOEIC: Reliability and validity within the Korean context


まずは出だしの部分です。

Upon arriving in Korea, one thing many English teachers find surprising is the large number of high stakes tests, in particular English tests, which are required by educational, governmental or corporate entities. One of the most common such tests, and one I have become deeply involved with as a preparation course text book writer and part time preparation course teacher is the TOEIC produced by Educational Testing Service (ETS).



これを書いたSewell氏は韓国でTOEIC用の教材を作ったり、TOEICコースを教えたりしていたそうで、私の同業者ということでなんだか親しみが湧きます。

その後、TOEICをテスト論の観点から考察しているんですが(reliabilityやらvalidityやら専門用がたくさん出てくるのでちょっと読みにくいかもしれません)、10ページ目にこんな記述がありました。

3.1 TOEIC Test Preparation
As an acceptable test mark, often in the 700 to 800 out of 990 range in Korea is required before a job application will even be considered, there is a strong desire among many Koreans to achieve high TOEIC scores, a desire which is the basis for a large publishing and preparation course industry. I would suggest that this industry is far more developed than ETS would care to admit, as exemplified by the paid test takers I have met who regularly sit TOEIC exams to record the listening sections on MP3 players and memorize test questions. This authentic test material then forms the basis of books and courses aimed at helping candidates achieve high scores.


えー、そんなこと言っちゃっていいの? paid test takersが毎回、MP3プレーヤーでリスニングを録音し、テスト問題を覚えて、それを元に本を作ってるっていう内部情報をネット上で出しちゃって。もしかして、Hackers(韓国のTOEIC本出版社&TOEIC予備校)が起訴されたのはこの論文が遠因か。ハッカーズ起訴のニュースはこちら

やあ、50人の社員を使って、組織的にやってるっていうのがすごい。日本のTOEIC教材は勝てっこない。こういうやり方をしてるんで、韓国のTOEIC本は質がいい(=本物のTOEICに近い問題が揃っている)んでしょうね。最近、日本でも翻訳本が増えました。

『新TOEICテストでる模試600問』



ハッカーズ語学研究所著!
体張って作ってます!

『でる模試600問』というタイトルですが、3年くらいするとIPテストに同じ問題がほんとに出る(日本で行われるIPテストに5年前の韓国の公開試験の問題が使われるということがこのまま続けばの話ですが)。

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テーマ:TOEIC - ジャンル:学校・教育

コメント
この記事へのコメント
Titleと関係なくてすみません。
神崎先生の新TOEIC TEST パート3・4特急 実力養成ドリルに関して質問させてください。

現在このテキストでディクテーションしてるのですが、p238の下の方の
I have a busy week ahead,
が音声では
I have a busy week ahead of me,
となっているように聞こえてしまいます。

どちらが正しいでしょうか?
2013/02/17(Sun) 12:57:39 | URL | disks #-[ 編集]
Re: タイトルなし
> disksさん

ご指摘、ありがとうございます。
仰る通り、テキストではI have a busy week ahead ですが
音声は、I have a busy week ahead of me となっています。
誤植です。失礼いたしました。

『パート3・4特急』をご利用いただき、ありがとうございます。
また何か気が付いたことがありましたら、ご連絡ください。
どうぞよろしくお願いいたします。

神崎正哉
2013/02/17(Sun) 23:24:41 | URL |  神崎正哉 #-[ 編集]
了解しました。ありがとうございます。
これで安心してディクテーションを続けられます。
2013/02/21(Thu) 01:05:59 | URL | disks #-[ 編集]
Re: タイトルなし
>disksさん

ディクテーション、ぜひ励んでください。今後ともどうぞよろしくお願いします。

2013/03/18(Mon) 00:19:27 | URL |  神崎正哉 #-[ 編集]
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